ミッション・ごあいさつ
■ミッション
病診連携フォーラム・東海は、日本における臓器別死亡率の第一位が心臓病であることと、心臓病死亡率が増加傾向にあることを鑑み、心臓病に関する知識を社会に普及させることを目的に活動しています。
■ごあいさつ
NPO法人病診連携フォーラム・東海理事長
医療法人順秀会副理事長
メディカルパーク今池院長
平山 治雄
日本の臓器別死亡率第一位は心臓病であり、その原因の70%は虚血性心疾患が関与しています。
虚血性心疾患のなかでも特に心筋梗塞が恐ろしいのは、普段胸痛も無く元気に社会活動をされている40歳から60歳の方に突然発症し、早期に適切な処置を受けないと4人に一人の割合で命を落とされるからです。
また命は助かっても、適切な初期治療を受けられなかった場合は、心機能が低下し、慢性心不全状態になり、元気な社会生活に復帰することができなくなりますし、何年も経ってから突然重篤な不整脈(いわゆる心臓麻痺)を生じ命の危険に曝される事態に陥ることもあります。
このように恐ろしい虚血性心疾患に関する知識を、我々日本人は充分持ち合わせているでしょうか。残念ながら、国民を対象とした心臓病の知識を普及させる教育プログラムは我が国で行われていません。
そこで私たちは、地域全体の心臓病に対する関心を高めることを目的に、1998年から任意団体として活動を開始し、2007年9月にNPO法人を設立しました。
活動の内容は、実地医家の先生方を対象に心臓病に関する国際標準の診断方法と急性期の対処方法、および再発予防のための薬物療法を普及させるために年4回講演会を行い、また一般市民の方々に心臓病の基礎知識と症状の鑑別方法、発症した場合の対処方法、再発予防のための日常生活の注意点、そして突然心肺停止に陥った人に対して隣人が行うべき救命救急処置の普及を目的として年2回市民公開講座を行っています。
この度、もっと広く実地医家の先生方と一般市民の方に心臓病に関する情報を普及させるためにホームページを開設しました。
掲示板を設けますので、患者さん同士の情報交換の場としてお使いいただければ幸いに存じます。
またご意見や、御質問を受け付ける場も設けますので、ご活用下さい。